今日は少し寒かったのでデロンギのオイルヒーターをつけて施術をしました。
オイルヒーターは空気が乾燥しないのが良いですね。
ほんのり暖めるって感じなので、秋口には最適。
どうも、すぐるです。
症例報告です。
40代女性の方で、腰痛と坐骨神経痛の症状で来院されました。
病院の医師からはL4L5のヘルニアと診断されたとのことでした。
牽引治療や電気治療をメインに病院に通院するが痛みは変わらず。
他に整骨院やマッサージに通うも変化なし。
当院へは紹介にて。
腰痛や坐骨神経痛は、長時間座った後に立ち上がって動きだす時が一番キツイと。
仕事がエンジニアなので一日中座りっぱなし。
仕事が終わって帰るときには脚を引きずるくらい痛みがヒドくなるとのこと。
姿勢や歩行を見るとあきらかな問題点が見えてきたので、ベッドに寝てもらって体をチェックすると思った通りの部位に痛みあり。
主症状である痛みは、関連痛によるものでした。
その場で痛みは緩和して喜ばれていたのですが、仕事へ戻ると再び痛みが出てくるとのことでした。
なのでセルフケアの実施と職場環境の微調整をしてもらながら整体院にも通ってもらいました。
仕事をしても痛みが出なくなる状態までになるのに2か月半を要しましたが、今現在も痛みの出ない状態は保てています。
もちろん定期的なケアはある程度必要ですが、それも簡単なもので済んでいますよ。
今は健康器具なんかも進化してますからセルフケアも楽なもんです。
ただ、ご本人としては病院で医師から診断を受けたL4L5のヘルニアが気がかかりだそうで悩んでおりました。
ヘルニアに関しては、ぼくがどうこうできる問題ではないので医師にお任せするしかありません。
ぼくがひとつ言えるのは、この患者様のお悩みだった腰痛や坐骨神経痛といった症状はヘルニアの影響があまり無かったのではないかという結論だけです。
腰痛がなくてもヘルニアを認める場合が多くありますので、一概に腰痛の症状すべてが腰椎ヘルニアからくるものとは限りません。
それより、筋・筋膜の関連痛だったりする方が経験上とても多いように感じます。
あくまで経験上の話ですが、実際にヘルニアの手術をしてキレイに痛みの症状が取れた人は聞いたことがありません。
ぼくが知らないだけかもしれませんのであまり大きな声では言えませんけどね。
この患者様からすると、事実上で腰痛や坐骨神経痛の痛みが無くなっても、ヘルニアというものがある限りは本当の改善にはならないのかもしれません。
その辺がとても悩ましく難しいところですね。
ぼくらは医師の診断を否定したり覆したりすることはできませんし、そもそもそんなことする気はありません。
ぼくのような手のみで行う施術をするような治療家は、患者様の崩れた体を整えて自己回復力で改善してもらうことを目指しています。
自分の内なる力で改善するのですから一番安全で自然なことですよね。
そのためのスーパーサポート役がぼくの仕事ってわけです。
最後に、医師から受けた診断というのは一生あなたの頭に残るものです。
一度これが原因だ!と決められるとなかなか他の意見に聞く耳を持たなくなってしまうのは自然なこと。
でも診断名に囚われすぎるのはよくありません。
レントゲンやCTだけではホントのところ少しのことしか分かりません。
実際にヘルニアだったら、そのヘルニアを正常に戻して痛みが改善した時にはじめてヘルニアが痛みの原因だったと言えるんだと思います。
腰痛で悩むあなたには「事実だけを見て理解してほしい」とぼくは強く願っています。