誰しもが尿意をもよおしてオシッコをがまんした経験があるでしょう。
外出中などトイレが見つからず限界までがまんしてツラい思いをしたなんて誰もが一度はあることです。
限界までがまんする時は最後の力をふりしぼって膀胱の栓をしています。
この膀胱の栓をしているのが外括約筋という意思でコントロールできる筋肉です。
普通、尿意をもよおすと膀胱が収縮し、同時に出口の内括約筋がゆるめられます。
そして自力で外括約筋をゆるめて、はじめてオシッコが排泄されるわけです。
このときに排泄されて膀胱は空になります。
ちなみに膀胱にオシッコをためるがまんの限界は約600ミリリットルといわれています。
オシッコをがまんしすぎると膀胱炎などの病気を引き起こすかもしれませんので気をつけてください。
普段のオシッコを排尿するしくみは、膀胱内にオシッコが250〜300ミリリットルくらいたまると、その情報が神経を介して脳に伝わり、尿意が起こります。
そしてオシッコを排尿したり、がまんしてためたりします。
がまんできるのは外括約筋のおかげです。
夜、睡眠中にオシッコしてしまわないのも外括約筋が普段閉じられているからです。
膀胱の出口でしっかりと門番をして閉じている外括約筋のおかげで私たちはオシッコを漏らさないで済んでいるのです。
感謝しなければなりませんね。
もしこの外括約筋が正常に働かなくなると思うと恐ろしいですね。
「老化だ」とかいって体のケアを怠っていると腰痛や肩こりだけでなくこういった毎日の生理現象にまで支障をきたす可能性もあるわけです。
現代社会ではもっと自分自身を観察し大事にしていく必要性を感じます。
おしまい、、、