院長のSUGURUです。
記事をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、トリガーポイント療法について少しお話しをさせていただきます。
近年、「腰痛の85％以上は原因不明」と言われています。
つまりレントゲンやMRIでは腰痛の痛みやしびれの本当の原因は分かりません。
決して、レントゲンやMRIが無能だと言っているわけではなく、画像診断の技術は高く、今まで見つけることができなかった問題を見つけられるようになりました。
しかし、これが幸か不幸か画像診断技術のレベルの向上によって画像診断を重要視するばかりに、画像診断では分からない「筋・筋膜」を軽視するようになりました。
これは残念なことで多くの腰痛やその他の痛みやしびれの改善が遠のいて行ってしまいました。
実は、この「筋・筋膜」の原因による筋・筋膜性疼痛が腰痛やその他の痛みやしびれを引き起こす重要な部分なのです。
「筋・筋膜」に生じる筋・筋膜性疼痛には、トリガーポイントというものが大きく関係しています。
・トリガーポイントって何？
トリガーポイントとは、簡単に言うと「筋肉のこり」の様なものです。
この「筋肉のこり」がさまざまな腰痛やしびれなどを引き起こし、また関連痛といった原因部分とは離れた場所に痛みを生じさせます。
実際に指や器具で押してみると痛みやしびれが感じられます。
そのトリガーポイントである「筋肉のこり」を解きほぐすことが、腰痛やその他の痛みを改善させることになります。
・トリガーポイントの治療ってどうやるの？
では、トリガーポイントをどうやって解きほぐしたらいいのか？
その方法はどうしたらいいのか？
それはとても簡単で、ただ「押すだけ」です。ただ「マッサージ」するだけです。
もう少し具体的に言うと、各症状に関連する筋のトリガーポイントを押して、症状を改善または緩和させる方法。
ね、誰でもできる簡単な方法でしょう？
慣れれば誰だって簡単にできます。
コツさえつかめば場所はそんなに選びません。
・良いセルフケアには３つのポイントがある
セルフケアに大事なのことは３つあります。
専門的な知識のない患者さんに、難しい方法を教えてもほとんど実行してくれることはありません。
だからまず、「簡易にできる」こと。
そして、「継続できる」こと。
最後に、「効果がある」ことです。
この３つのポイントがそろっているのがトリガーポイント療法です。
こういった方法は少なく、大概のセルフケアは誰かに一度習わないとできなかったり、できたとしても効果がなかったりします。
でもトリガーポイント療法は誰でも簡単に繰り返しできて、かつ効果が実感できる分かりやすい方法です。
各症状に関連する筋のトリガーポイントを探して押すだけなので誰にでもできます。
・実用性を選ぶ
患者さんはプロではないので、専門的にどうのこうの考えるのは非現実的です。
それよりも今ある症状を何とかしたい方が優先だと思います。
だったら、「こうしたらここに効く」みたいな方が分かりやすくて実用的でしょう。
トリガーポイント療法はセルフケアとしては大変素晴らしいと方法です。
腰痛やしびれ等が起きて、すぐに治療院や病院に行けない場面に出くわすことは多々あると思います。
そこでじっと耐えて我慢するのと、自分で何とか症状を和らげることができるのとでは、全く違う時間を過ごすことになります。
セルフケアですべての症状を改善できないかもしれないけども、自分で何とかできる部分があることは大事なことです。
自分の力で何とかできると自信につながりますし、動転することなく、冷静に行動することができます。
もし自分で解決できない部分があったら、あとはプロに任せればいいです。
・今、腰痛や他の痛みに悩んでいる方へ
仕事が忙しくて治療院や病院に行く時間がなかったり、治療院や病院に行っても痛みが改善しない人はぜひトリガーポイント療法を試してみてください。
方法は「押す」だけです。
簡単です。
小難しい理論は必要ありません。
とりあえずチャレンジしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました！
すぐる式整体院‐CUBISM‐
SUGURU KOHEI